スタッフブログ「スタッフ浦山のブログ」
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合掌村で感じた住まいの本質

先日、岐阜県下呂市にある「下呂温泉 合掌村」を訪れました。
国指定重要文化財「旧大戸家住宅」をはじめ、合掌造りの家々が移築保存されている場所です。
合掌村は、単なる観光地というよりも
“人が暮らしを守るために、住まいをどう作り、どう受け継いできたか” を感じさせてくれる場所でした。
合掌造りの大きな屋根は、豪雪地帯に対応した構造であり、
自然の厳しさと共存しながら家族を守るために生まれた形です。
つまり、その“特徴的な外観”が人々に好まれたから残ったのではなく、
“暮らしに必要な理由があるから残された” ということ。
そして、こうした建物が残されてきた背景には、
“ただ古くても価値があるわけではなく、住み継ぐ価値がある状態が保たれてきた” という事実があります。
これは現代の住宅にもそのまま当てはまることだと思います。
「古い=価値がない」ではなく、
「手入れ次第で価値が続く家がある」。
そしてそれは、中古住宅だけではなく、
新築にも“長く愛される理由”を持たせられるかという視点が必要だと感じます。
住宅には構造・性能・耐震等級・断熱性能など、
さまざまな判断基準がありますが、
最終的にその家が残るかどうかを決めるのは、
“使われ続けるかどうか” なのだと思います。
たとえば、
• 時間が経っても住みたいと思える家
• 手を加えながら受け継がれていく家
• 暮らしの変化とともに価値を更新できる家
こうした視点は、新築か中古かを問わず、住まいを選ぶうえで欠かせない考え方です。
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私たちは、
• 新築戸建ての仲介
• 中古住宅+リフォーム提案
• 資産価値を踏まえた住まい選びのサポート
を行っていますが、どの形であっても
「暮らしが続く家かどうか」
「時間とともに価値が失われにくい選択かどうか」
という軸も大切に考えております。
住まいを「買う」ではなく、「育てる」という視点で、
お客様と一緒に考えていければと思っています。

ブログ執筆者

浦山 真うらやま しん
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