五つ星評価のマンションを目指して

先日、お客様にご紹介をさせていただくマンションの資料を事前に確認していたところ、

恥ずかしながら、今まで知らなかった内容があり、今回新たに勉強することになりました。

 

目にする機会の多い「管理に係る重要事項調査報告書」の項目の中に、

【マンション管理業協会適正評価制度　評価　四つ星】

との記載が！

 

全く内容を知らない制度でしたので、早速調べてみました。

マンション管理業協会の資料によると、

「マンション管理適正評価制度とは・・・」

〇個々のマンションの管理・組合運営の状態を、5つのカテゴリーに分類し、

　マンション管理業協会の講習を修了した「管理業務主任者またはマンション管理士」がチェック・評価を行う制度。

〇各カテゴリーの点数を合計し、6段階（星5から星なし）で分かりやすく、インターネットを通じて情報公開される。

〇評価の有効期間は1年間のみ。

 

とのことです。

 

評価される5つのカテゴリーと評価の基準は以下のとおりです。

 

①　管理体制　　　20点満点

　（総会の開催、議事録の作成等）

②　建築　　　　　20点満点

　（計画修繕の履歴の保管状況等）

③　管理組合収支　40点満点

　（管理費会計・修繕積立金会計の決算状況等）

④　耐震診断　　　10点満点

　（耐震診断結果、改修計画の予定の有無等）

⑤　生活関連　　　10点満点

　（防災マニュアル等の整備状況等）

【合計100点満点】

星5つ＝90～100点	特に優れている
星4つ＝70～89点	優れている
星3つ＝50～69点	良好
星2つ＝20～49点	改善が必要
星1つ＝1～19点	管理に問題があるが、情報開示あり
星ゼロ＝0点以下	管理不全の疑いあり

 

こちらの制度を利用することによって、マンションの管理基準がさらに明確になり、

単に「こちらのマンションは管理状況が良いですね」と言われるよりも説得力が出てきます。

管理組合の立場だと、課題を明確にすることができ、目標設定や運営がしやすくなるようです。

 

3月3日時点で、こちらの制度を利用して「マンション管理適正評価サイト」に情報公開されている物件は

3,379件ということで、まだまだ登録が少ないようですが、

マンションの購入検討をしている方やマンションの維持管理に良い影響を与えてくれる制度だと感じていますので、

制度が認知され広まっていくのを期待しています！