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これからの常識?!ホームインスペクション

「ホームインスペクション」という言葉を聞いたことはありませんか?

ホームインスペクションとは「ホーム(住宅・建物)をインスペクション(診断)する」ということです。では実際にどんなことをやってくれるのか?

宅建業法が改正され、「ホームインスペクション」の重要性は増してきました。そこで簡単にまとめてみました。

 

ホームインスペクションは必要なの??

ホームインスペクションとは、「住宅診断」です。ホームインスペクターと呼ばれる住宅診断士が、第三者の立場で住宅の劣化状況を目視により診断します。

欧米では不動産売買のときには、「ホームインスペクション」を実施しています。しかし、日本では中古物件でも特に「ホームインスペクション」を実施せず、そしてなんの保証もなく今まで売買されてきました。

新築物件の場合は、ハウスメーカーや工務店など10年間の瑕疵保険など利用し保証をしています。しかし、中古住宅の場合は、売主が個人の場合が大半です。売買にかかわる不動産会社も仲介のみで保証まではありません。当然、購入後に何かあっても責任は負いません。これでは購入者は建物に不安を抱き中古住宅を購入できません。そのため、日本では中古住宅市場は伸び悩み、新築住宅市場が活発なのです。

 

最近になり、リノベーションが注目され、ライフスタイルや嗜好にあわせた住宅を求めるひとが増えてきました。中古住宅

のメリットはリノベーションだけではありません。例えば新築だけに焦点をあわせた場合、エリアも限られ予算的なハードルが高くなります。中古住宅を視野に入れることで選択肢が広がります。中古住宅を視野には入れても保証が明確でなければ、前述したとおり「誰が建物を保証してくれる?」といった問題点がクリアにならないと購入者は増えていきません。

 

そこで、活用できるのは「瑕疵保険」です。耐震はもちろんですが、住宅の性能や品質を保証し、事故が発生した場合は保証期間内であれば事業者や売主ではなく「瑕疵保険」を利用しすることができます。この瑕疵保険を利用するにはホームインスペクションの実施が前提となります。

 

ホームインスペクションのメリットは??

ホームインスペクションは買主様だけにメリットがあるように感じますが、実は売主様を守るものでもあります。

 

☑買主様のメリット

・住宅の状態がわかったのでリフォームの計画もたてやすい。

・購入後に雨漏りなど問題が発生しても瑕疵保険を利用し補修することができる。

 

☑売主様のメリット

・不具合の箇所を売買契約時に明確にしておけるので売却後のトラブルが少ない。

・安心の検査済物件としてアピールできるので売薬がスムーズになる。

 

ホームインスペクションではどんな検査を行うの??

インスペクションは「瑕疵保険基準」に適合することが求められます。構造躯体や雨漏り、耐震基準の3つは必須のポイントです。検査は一定の講習を修了した建築士が検査を行います。

 

 

検査結果は調査チェックシートと現場写真をまとめた「報告書」が発行されます。

 

日本においてホームインスペクションは始まったばかりです。2018年4月に宅建業法が改正され、中古住宅取引の際に宅地建物取引業を営む不動産会社にホームインスペクションのあっせんの可否が義務付けされました。しかしこれは、あくまでもホームインスペクション自体を義務化したものではありません。したがって不動産会社によって、ホームインスペクションに関するノウハウが十分にあるとは限りません。中古住宅を売却、購入する場合は依頼する不動産会社がホームインスペクションに対応しているかも確認することが大切です。