コラム

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中古住宅はあと何年住めるの?

マイホーム購入というと「新築」というイメージでしたが、ここ数年は中古住宅の購入を視野に入れ物件探しをしている人は増えています。

中古住宅購入のメリットとデメリット

中古住宅を購入するメリットとして一番にあげられるのが「価格」です。新築では購入できない便利な都心など中古住宅の価格なら手が届く価格帯になっていることもあります。

ではデメリットは?建物の構造的な問題やリフォームにかかる費用が想定以上になる場合があります。見た目はわからない躯体(建物の主要構造部分)に大きな傷みがあると外観だけのリフォームでは長く住むことはできません。

建物の耐用年数が寿命?

中古住宅の建物価格を算定するときには一般的に耐用年数が用いられます。鉄筋コンクリート造のマンションでは47年、木造の一戸建ては22年。しかし、これは税務上原価償却処理する場合の基準として設けられたものでこの年数が寿命ということではありません。

ホームインスペクションを受けましょう。

平成30年4月から、中古住宅を取引する場合、仲介会社はホームインスペクションの内容について説明するよう義務化されました。

専門家による診断により建物がどのような状態かわかりますので安心して購入することが可能となります。

ただし、“ホームインスペクションを購入時におこなったから永久的に安心”というわけではありません。購入後も定期的に診断をして建物の状況をチェックしていきましょう。メンテナンスが必要な場合も専門家にアドバイスをもらい実施していくことで建物は長持ちします。

買い方と住み方で建物の寿命はのび、いつまでも快適に暮らせる住まいになるのです。