スタッフブログ「スタッフ浦山のブログ」

配信

洪水ハザードマップについて

お住まい探しを検討されているお客様と、ほぼ100%話題に挙がるのが「洪水ハザードマップ」です。特に、板橋区北区の売買を中心に取り扱う弊社では、このエリアのハザードマップをしっかりと理解することが大切だと考えています。

 

1. 荒川の氾濫リスクに対する誤解

板橋区と北区で特に重要視されるのは、荒川の氾濫です。多くのお客様は、荒川が氾濫した場合のハザードマップを重点的に調べています。しかし、実際には他のリスクも存在していることをご存じない方が多い印象です。

例えば、板橋区では都営三田線の志村坂上~上り方面や、東武東上線沿いは、基本的に高台エリアであり、荒川の氾濫エリアには該当しません。しかし、北区では京浜東北線の線路を境に、荒川が氾濫した場合のハザードマップに該当するか否かが分かれます。

 

2. 高台エリアでも安心できない理由

「高台エリアなら大丈夫!」と思われるかもしれませんが、それは必ずしも正解ではありません。ハザードマップには、荒川が氾濫したケースとは別に、以下のような別バージョンのマップも存在します。

◆板橋区: 「集中豪雨版」

◆北区: 「隅田川・新河岸川・神田川が氾濫した場合」や「石神井川が氾濫した場合」

例えば、板橋区の上板橋駅周辺を見てみましょう。高台エリアなので、荒川の氾濫リスクには該当しません。しかし、「集中豪雨版」のハザードマップを確認すると、浸水のリスクがあるエリアが点在しています。

その理由は、東武東上線の上板橋駅~下りエリアにアップダウンが点在しているためです。この地形的な特徴により、谷の底に水が集まり、床下浸水床上浸水が発生する可能性があります。

【上板橋駅周辺「荒川氾濫版」】

 

【上板橋駅周辺「集中豪雨版」】

 

 

3. ハザードマップを確認する際のポイント

住宅を購入する際、荒川が氾濫した場合のハザードマップを確認するだけでは不十分です。各自治体が発行しているすべてのハザードマップをチェックし、さらに実際に近隣を歩いてみることをおすすめします。特に、谷の底の立地にあたる場所がないかを確認することが重要です。

 

4. ハザードマップの精度の高さ:西日本豪雨の事例

ハザードマップの精度について、実際にその精度が高いことを示す事例があります。それは、2018年の西日本豪雨における岡山県倉敷市のケースです。倉敷市では、ハザードマップに記載されていた浸水予想エリアが、実際の豪雨でほぼその通りに浸水しました。このことから、ハザードマップは非常に信頼性が高いものであり、事前にリスクを把握するためには非常に有効であることが証明されています。

このように、ハザードマップを活用することで、住まいのリスクを予測し、事前に備えることが可能です。板橋区や北区でも、地域ごとのリスクを理解するためにハザードマップを活用し、万全の備えをすることが重要です。

 

5. 地元の業者に頼る安心感

ハザードマップを一通り確認することはもちろん大切ですが、地域密着型の業者に頼むと、より安心です。弊社では、エリアを熟知しているため、ハザードマップに該当するかどうかを確認しなくても、その地域のリスクを把握し、適切なアドバイスができます。

板橋区、北区でお住まいを探しているなら、ぜひ弊社にお任せください。お客様の安全・安心な住まい選びをサポートいたします。

 


まとめ

板橋区・北区でお住まいを探す際には、ハザードマップをしっかりと確認することが不可欠です。荒川の氾濫だけでなく、集中豪雨や近隣河川の氾濫リスクも考慮する必要があります。また、実際の災害事例(倉敷市の西日本豪雨)からも分かるように、ハザードマップは非常に精度が高く、事前にリスクを把握しておくことが大切です。地域密着の業者であれば、より的確なアドバイスができるので、安心してお任せください。

ブログ執筆者

浦山 真

浦山 真うらやま しん

お住まいは探しは、人生最大のお買い物。

始めは楽しみが、購入前には不安が、と様々なお気持ちが行き交います。

こんなお住まいが欲しい!
子供達が喜ぶ顔がみたいな!
自分達の理想のお住まいはあるかな?
この予算でお住まいは購入できるのかな?
この物件でいいのかな?
ローンの支払いは大丈夫かな?

そんな時は、いつでもご相談に乗らせていただきます!

接客業で培ったスキルを活かして、お客様がご安心、ご納得されるまで、とことんお話しに付き合わせていただきます!

「メリットだけではなく、デメリットもちゃんと説明する」「楽しい」「安心」「お待たせしない」を常に肝に銘じて、お客様のお住まい探しのサポートをしております。

お住まい探しは是非、私にお任せ下さい!!