スタッフブログ「スタッフ山本のブログ」
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住宅ローン金利は怖いのか?
コロナウイルスの話題ばかりが目に入ってきますが、ネットサーフィンをしていたらこんな記事を目にしました。
「低金利でも数百万円」3000万住宅ローン返済総額に驚愕 固定1%も雪だるま式につく利子 #POL https://president.jp/articles/-/32566
「返済総額に驚愕」とか「雪だるま式につく利子」とか、いかにも住宅ローンって怖いみたいなタイトルです。
プレジデントオンラインでこんな煽りタイトルの記事を掲載していいのか?とも思ってしまいます。
冷静に考えてみればわかりますが、皆が当たり前のように使っているカードローンなどは金利18%です。(3%~と謳っているものもありますが普通の人はその金利で借りられません)
弊社にも住宅ローンの専門家がいるので、毎月金利等のマーケットウォッチをしていますが、結論から言えば住宅ローンはきちんと考えれば怖くないです。
むしろ今は以前と比べて低金利の時代であり、メリットもあります。
当然、だから家を買ってくださいと言うわけではありません。
個人的には、家を買いたいと思ったとき、多少の損得よりも人生の時間や体験を重視すべきだと思っています。
話は戻って低金利の話ですが、このグラフを見ると一目瞭然。
このグラフの金利は基準金利といって定価のようなものと思ってください。
1980年はなんと8.8%!
これが2000年には2.5%となり、多少上下しましたが直近10年は2.475%に落ち着いています。
ここから割引されたものが実際の借入金利となり、2020年では変動で1%を切っています。(中には0.5%を切るものも!)
元金と金利が同じくらいになるのが4.5%くらいと考えると、私の親世代は3000万円借りたら6000万円返済していたのかもしれません...
これが1%ですと、記事中に書いてありますが3550万円の返済となるわけです。
もちろん550万円が安いということはありません。
金利を払うこと自体がもったいない、そう思う人はお金を貯めるか、あるいは家を買わないことも選択肢だと思います。
なので、コロナウイルスの話題と同じように、冒頭に上げたような不安を煽るだけの記事を鵜呑みにせず、色々知らべてみて下さい。
ショッピングローンやオートローン、学資ローンのほうがよっぽど金利が高いですよね?
ブログ執筆者
山本 雅人やまもと まさと
家を買う人、売る人、それぞれにストーリーがあります。
住宅営業を通して様々なストーリーに触れ、時には笑い、時には挫折し、10年以上を過ごしました。
宅建士をはじめFPや既存住宅・リノベーション系の資格を保有し、少しでも最善に近い提案をできるように心がけてきました。
最近ではそれらの経験を活かし、業界の方をお手伝いすることも。
お客様が安心して不動産をご購入・ご売却できるように、誠心誠意ご対応いたします。