スタッフブログ「スタッフ山本のブログ」
配信
空き家のガイドブック
「相続した家を空き家にしたくない。」
「空き家を相続したんだけど、どうしたらいいんだろう」
そんな方のために、東京都はガイドブックを作っているのをご存知でしょうか?
この本は、2016年12月から2018年3月まで実施した「東京都相続空家等の利活用円滑化モデル事業」で実際にあった事例を中心に構成されています。
「なかなか売れない古い家。費用がかからず早期解決する売却方法は?」
「敷地が狭く、活用が難しい家。何か良い活用方法はない?」
など、15の事例と、その解決までのプロセスが記載されています。
また、空き家の解決の手がかりとなる基礎的な知識をまとめたコーナーもあり、勉強にもなります。
これらを東京都がまとめてガイドブック化した背景に、東京都では区部、市部とも「ひどいボロ家」いわゆる特定空家に関する苦情が多く問題化している事があるようです。
こういった家は、解体するときにも問題が出る場合があるのを、ぜひ知っておいて下さい。
実は木造住宅でも、外壁材にアスベストを利用しているケースが多々あるのです。
先日弊社でも、売却委任を受けている物件から、一部アスベストが検出されました。
その際には、専門家の方に現地で説明も受けさせて頂き、非常に勉強になりました。
空き家の利活用や売却などは、非常に専門性が求められます。
家を相続する可能性のある方は、なるべく早く自分のこととして捉えて、対処法を知っておいて損はありません。
ちなみに、無料で配布している東京空き家ガイドブックは只今品薄だそうです。
PDFでもダウンロードできるので、興味のある方はぜひ一読してみて下さい!
ブログ執筆者
山本 雅人やまもと まさと
家を買う人、売る人、それぞれにストーリーがあります。
住宅営業を通して様々なストーリーに触れ、時には笑い、時には挫折し、10年以上を過ごしました。
宅建士をはじめFPや既存住宅・リノベーション系の資格を保有し、少しでも最善に近い提案をできるように心がけてきました。
最近ではそれらの経験を活かし、業界の方をお手伝いすることも。
お客様が安心して不動産をご購入・ご売却できるように、誠心誠意ご対応いたします。