スタッフブログ「スタッフ山本のブログ」

配信

駅距離が影響すること

家を買う方も、借りる方も、住まい選びで重要なポイントとなる駅距離。

家探しをしていると、よく「駅近」という言葉を目にすると思います。

実はこの「駅近」という言葉、何分以内なら、というような明確な定義が無いのはご存知でしょうか?

そんな言葉の定義を探るべく「駅近は駅から徒歩何分までか?」というアンケート調査が行われていたのでご紹介です。

引用:リビンテクノロジーズ調査「駅近は駅から徒歩何分までか?」

どうでしょう?

なんとなくイメージするのは5分、といったところだと思いますが、10分が一番多く、なんと15分以上という人も10%居る結果に!

アンケート全体の平均は8.2分だそうで、住める許容範囲も同じく10分までが過半数のようです。

ちなみに、私は田舎生まれなので、東京に出てくるまで徒歩20分までは駅近だと思っていました。

 

駅近の物件は高く、離れれば安い、というのは誰もが知っていると思いますが、

実は、駅距離は今の価格だけでなく、未来の価格にも影響しているんです。

出典:国土交通省「平成30年地価公示」の「最寄り駅等からの距離別区分平均変動率」

これは国土交通省の「平成30年地価公示」の「最寄り駅等からの距離別の平均変動」というデータです。

これを見ると、0.5km未満(徒歩1分=80mに換算すると6.25分)が公示地価の価格上昇率が高くなっています。

その反面、1.9kmあたりからマイナス圏に下落しています。

人口減少社会において、駅の近いエリアに人が集まり価格が高騰し、遠い物件は需要が低下し、価格も年々下落していく可能性は高くなると考えられます。

不動産は大切な資産ですので、ぜひ今の価値だけでなく、維持管理も含めた将来の価値を考えてみて下さい。

また、駅から離れた空き家や空室をお持ちの方は、お早めに売却準備をしてみてはいかがでしょうか。

ブログ執筆者

山本 雅人

山本 雅人やまもと まさと

家を買う人、売る人、それぞれにストーリーがあります。
住宅営業を通して様々なストーリーに触れ、時には笑い、時には挫折し、10年以上を過ごしました。
宅建士をはじめFPや既存住宅・リノベーション系の資格を保有し、少しでも最善に近い提案をできるように心がけてきました。
最近ではそれらの経験を活かし、業界の方をお手伝いすることも。
お客様が安心して不動産をご購入・ご売却できるように、誠心誠意ご対応いたします。