スタッフブログ「スタッフ山本のブログ」

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マンションは何年もつ?

不動産、さらには

リノベーションの仕事をしていると

お客様や知り合いから

このような質問を受けることがあります。

 

「マンションって何年持つの?」

 

この質問は、裏返せば

築何年までは買っても大丈夫なの

ということなのだと思います。

 

築何年まで大丈夫か

これは非常に難しい問題で

国のデータでは

SRCは100年もつと言われています

もちろんこれは

適切な維持管理をした場合の話です。

 

ちなみに東京で初めて分譲されたのは

1953年に東京都が分譲した

「宮益坂ビルディング」

 

現存すれば、ちょうど築70年です

 

残念ながら、こちらは築63年の時点で

再開発と老朽化により解体されています。

 

商業ビルでは銀座に

「奥野ビル」

というものがあります。

 

 

このような外観で

1932年築です

 

なんと現在、築91年!

あながち国の100年というデータは

デタラメではないのかもしれません。

 

居住用ではなく

全てがテナントのビル

 

テナントは全体的に

アンティーク調のお店ばかりです

 

このビルが築91年で現役ということは

マンションも適切に管理されれば

このくらいは持つということです。

 

この奥野ビルも

外壁塗装をやると掲示がありました

 

とはいえ、ここまでレトロな建物に

住む気になれるか、そこはまた別の話

 

なので

冒頭の質問に対しては

「維持管理がされていれば、90年以上でも問題なく持つ」

「ただし、気持ち的に気にならなければ」

と曖昧な回答をしてしまっています。

 

また、先日の記事にも書きましたが

適切な維持管理がされているマンションが

どのくらい存在しているのか

また、その意識がある住人が

どれくらい住んでいるのか、

様々な問題が有ると思います。

 

ぜひマンションを購入検討される場合は

築年数だけでなく、管理状況や現状など

複合的に考えてみてください。

 

 

余談ですが、

奥野ビルのエレベーターには

アナログで階数を表示する

メーターが付いています。

面白いビルなので

是非一度見に行ってみてください。

ブログ執筆者

山本 雅人

山本 雅人やまもと まさと

家を買う人、売る人、それぞれにストーリーがあります。
住宅営業を通して様々なストーリーに触れ、時には笑い、時には挫折し、10年以上を過ごしました。
宅建士をはじめFPや既存住宅・リノベーション系の資格を保有し、少しでも最善に近い提案をできるように心がけてきました。
最近ではそれらの経験を活かし、業界の方をお手伝いすることも。
お客様が安心して不動産をご購入・ご売却できるように、誠心誠意ご対応いたします。