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日銀の政策会合 情報をチェック!

2025年7月31日まで開かれた日銀の金融政策決定会合にて、政策金利を現状維持(据え置き)する方針が発表されました。

 

仲介業者の立場としては敏感にチェックしているニュースですが、

正直、金融政策決定会合ってそもそもどういう会合なのかよく知りませんでした。

今回は調べた内容を記載していこうと思います。

 

日本銀行の公式サイトにアクセスすると、分かりやすく記載してくれていました。

記載内容の参考とさせていただいた日本銀行サイトのURLです↓

https://www.boj.or.jp/about/education/oshiete/outline/a07.htm

 

〇金融政策決定会合とは

日本銀行の最高意思決定機関である政策委員会の会合です。

特に、金融政策の運営に関する事項を審議・決定する会合を、金融政策決定会合といいます。

 

〇具体的に何を議論しているのか

(1)金融市場調節方針、(2)基準割引率、基準貸付利率および預金準備率、(3)金融政策手段(オペレーションにかかる手形や債券の種類や条件、担保の種類等)、(4)経済・金融情勢に関する基本的見解等を議事事項とします。

 

〇金融政策決定会合は年何回開催されるのか

年8回、各会合とも2日間開催されます。

 

〇政策委員会とは

政策委員会は、総裁、副総裁(2人)および審議委員(6人)で構成されます。

これら9人のメンバー(政策委員会委員)は、いずれも国会の衆議院および参議院の同意を得て、内閣が任命します。

 

つまり、住宅ローン金利にも大きな影響のある会合が、年8回も開催されているのですね。

 

今回の会合の結果はどうだったでしょうか。住宅ローン金利に関係する部分で要約をすると

・金融政策を維持し、政策金利を据え置くことを決定しました。

 ⇒政策金利を今の0.5%程度に据え置くことを決定。政策を維持するのは4会合連続。

・経済と物価が見通しどおりに推移すれば追加の利上げを検討するという従来の方針を維持

 ⇒植田総裁は「丁寧に見ていきたい」という言葉を繰り返すなど、慎重に情勢を見ていく姿勢を強調した形。

 

この内容だと、直近で金利が急上昇する恐れは少ないものの、将来的にはまだ金利上昇を目指す。と読み取れます。

 

実際の大手金融機関の、今年8月の住宅ローン金利を見てみると、

変動金利は変更がないものの、各銀行は固定金利を相次いで引き上げました。

 

固定金利は“これから金利が上がりそう”という将来を見越して上がります。

一方、変動金利は“実際に日銀が動いた後”に変わるので、反応が遅いんですね。

 

つまり、これから住宅ローンの検討をされる方にとっては、これからも金利上昇が続くと考えておく必要があります。

住宅ローンについてはお借入金額の半分を変動金利、もう半分を固定金利というお借入方法も可能です。

 

変動金利一択!と何も考えずに決めてしまうのではなく、固定金利についても、一度検討をする必要があると思っています。

ブログ執筆者

山下 大輝

山下 大輝やました だいき

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