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家は買って終わりじゃない。住宅維持管理と住宅履歴

家を買ったあと、その住まいをどう管理していますか?
家を購入するときには、立地や間取り、価格、住宅ローンなど、さまざまなことを検討します。
一方で、購入したあとの住まいを「どのように管理していくか」まで考える機会は、それほど多くないかもしれません。
住宅は、購入したときの状態がそのまま続くわけではありません。
暮らしていく中で建物や設備の状態は少しずつ変化していきます。
だからこそ、何か不具合が起きてから対応するだけでなく、住まいの状態を確認し、必要に応じて修繕やメンテナンスを行っていくことが大切です。
そして、もう一つ大切なのが、「どのような点検や手入れをしてきたのか」を記録として残すことです。
住宅は「壊れてから直す」だけではありません

住まいの状態を確認し、必要な手入れと記録を重ねながら、次の維持管理につなげていきます。
住宅の維持管理というと、「設備が壊れたら修理する」「古くなったらリフォームする」といったことを思い浮かべるかもしれません。
しかし、維持管理は不具合が起きたあとだけに行うものではありません。
住まいの状態を定期的に確認し、必要な手入れを行い、その内容を記録する。
そして、その記録を次の点検や修繕に活用していく。
こうした積み重ねも、住宅を維持管理していくうえで重要な考え方です。
住宅履歴情報について国土交通省も、住宅の建築時の情報だけではなく、建築後に行われた点検・修繕・リフォームなどの記録を保存・蓄積し、その後の維持管理などに活用するものとしています。
状態を確認する→ 必要な手入れをする→ 記録を残す→ 次の維持管理に活かす
住まいと長く付き合っていくためには、この循環をつくっていくことが大切です。
実際の定期点検では、水まわりや建具、換気設備など、住まいのさまざまな箇所を確認します。

定期点検で使用する点検項目表のイメージ。水まわりや建具、換気設備など、住まいの状態を項目ごとに確認します。
点検や修繕の記録を残す「住宅履歴」

住宅履歴には、建築時の情報に加え、点検・修繕・リフォームなど、その後の住まいの記録も蓄積していきます。
では、住まいについて何を残しておけばよいのでしょうか。
その考え方の一つが、「住宅履歴情報」です。
住宅履歴情報とは、住宅がどのように設計・施工されたのか、その後どのような点検や修繕、リフォームが行われたのかなど、住宅に関する情報を蓄積したものです。
一般社団法人住宅履歴情報蓄積・活用推進協議会では、こうした情報を、いつ、誰が、どのように新築・修繕・改修・リフォームなどを行ったのかを記録する、住まいの「履歴書」と説明しています。
たとえば、新築時には建築確認に関する書類や図面、住宅性能に関する資料、保証書などがあります。
住み始めてからは、
・定期点検の記録
・修繕の記録
・リフォームや改修の記録
・維持管理に関する資料
なども、その家の履歴になっていきます。
人にこれまでの経歴があるように、住宅にも「これまでどのように建てられ、どのように手入れされてきたのか」という履歴があります。
記録を残すと、次の維持管理につなげやすくなる
住宅履歴を残す目的は、書類を保管することそのものではありません。
大切なのは、過去の情報を、これからの住まいの管理に活かせることです。
たとえば点検をするとき、建築時の図面や過去の点検結果、修繕した場所などが分かれば、住宅がこれまでどのように管理されてきたのかを確認できます。
リフォームを検討するときにも、図面や過去の修繕記録などは現在の状態を把握するための手がかりになります。
国土交通省も、住宅履歴情報は点検、不具合への対応、リフォームの検討、住宅の売却などの場面で活用できるとしています。
つまり、「今の家を見る」だけではなく、「これまでの家を知ったうえで、これからを考える」。
住宅履歴には、そんな役割があります。
価値住宅が取り組む「購入後の住まいの管理」

住宅の状態を確認し、点検内容を記録する様子価値住宅による住宅点検の様子。建物の状態を確認し、点検内容を記録しています。
価値住宅では、不動産を売買することだけではなく、その後の住まいをどのように維持していくかも大切にしています。
現在も住宅履歴情報を登録・管理し、住まいに関する情報を蓄積・更新しています。
また、「カチッと!倶楽部」では、加入者を対象に1年目・5年目・10年目の定期点検を実施しています。
点検で確認した内容は住宅履歴情報に反映し、その後の住まいの管理につなげています。
住宅履歴は、一度つくって終わるものではありません。
住み続ける中で点検や修繕などの情報を加えていくことで、その家がどのように変化し、どのような手入れをしてきたのかを残していくことができます。
価値住宅の住宅管理事業では、建物状況調査・インスペクション等による定期点検、メンテナンス計画、住宅履歴情報の蓄積・活用を、住宅管理の一部として位置づけています。
住宅を購入したときだけではなく、その後の暮らしまで見据えて住まいと関わっていく。
それが、価値住宅が住宅維持管理に取り組む理由の一つです。
住まいのこれまでを残し、これからにつなげる
家は、買った瞬間に完成して終わるものではありません。
そこで暮らし、点検し、ときには修繕やリフォームをしながら、年月を重ねていきます。
だからこそ大切なのは、現在の住まいの状態を確認すること。そして、これまで行ってきた点検や手入れを記録として残し、次の維持管理につなげていくことです。
住宅履歴は、その家が歩んできた時間を残す「住まいの履歴書」ともいえます。
住まいのこれまでを残し、その情報をこれからの暮らしに活かしていく。
価値住宅は、住宅を「買う・売る」だけで終わらせず、購入後も長く大切に住み続けるための維持管理に取り組んでいます。
関連情報
■ 価値住宅|住宅維持管理
住宅の点検や維持管理、住宅履歴に関する価値住宅の取り組みをご紹介しています。
■ いえかるて|住宅履歴情報蓄積・活用推進協議会
住宅履歴情報とは何か、どのような情報を残すのかを詳しく知りたい方はこちら。
■ 国土交通省|住宅履歴情報について
住宅履歴情報の考え方を、公的な情報から確認できます。
