スタッフブログ「スタッフ山本のブログ」
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建築のブレイクスルーは来るのか?
首都圏の新築マンション発売戸数は
前年同月比56.6%増の1112戸というニュースが
20日にでていました。
都心6区は相変わらず値上がりが続き
23区の平均価格を押し上げて、なんと東京23区は1億1561万円になっているようです。
地価はもちろん、資材費や人件費の高騰などで
マンション価格は上昇傾向が続いているわけですが
この建築人件費は、働き方改革による、建設業2024年問題で恐らくまだ上がります。
この問題は根が深く
パナソニックやトヨタなど、日本の有力メーカーが
住宅産業に入ってきたのは、既に60年近く前です。
それでも住宅建設において、「工場」ではない「建設現場」の作業が多くを占め、極めて非効率な状態が続いています。
技術革新における価格低下はどの業界にも起こり得ます。
昔はパソコンのハードディスクが250MBだったものが、今は1TBだったり
サブスクで音楽が聴き放題だったり。
本来であれば、住宅建設もそうなるはず。
しかし、なかなかそのブレイクスルーは起きません。
以前のブログにも書いた、3Dプリンターの家というのは、
もしかしたら可能性はあるのかもしれません。
ただ、現状においては3Dプリンタ―で丸ごと1軒の家を建てるよりも、
プレハブ住宅のパーツを製造する製造装置としての機能しかないように思います。
50インチのテレビが100万円した時代から、十数万円で変える時代になったように
住宅の建築も工業化して、コストダウンする日が来ることを祈ってます。
ブログ執筆者
山本 雅人やまもと まさと
家を買う人、売る人、それぞれにストーリーがあります。
住宅営業を通して様々なストーリーに触れ、時には笑い、時には挫折し、10年以上を過ごしました。
宅建士をはじめFPや既存住宅・リノベーション系の資格を保有し、少しでも最善に近い提案をできるように心がけてきました。
最近ではそれらの経験を活かし、業界の方をお手伝いすることも。
お客様が安心して不動産をご購入・ご売却できるように、誠心誠意ご対応いたします。