マンションの建て替えは変わるのか？

昨日日経新聞でこのような記事が

 

 

現在、マンションを建て替えるのには

所有者の4/5の賛同を得なければいけません。

 

このマンションの建て替えというのは中々曲者で

この4/5の賛同がそう簡単には得られません。

 

というのも、建て替える際にお金の持ち出しが出てしまうからです。

容積率に余裕があって、建て替えの際に戸数が増える場合には

所有者の負担が減るために建て替えがスムーズにいく可能性があります。

 

しかし、そういったマンションは多くありません。

 

実際に、東京都の建て替えたマンションの平均築年数は40年

築40年以上のマンションはなんと400万戸もあるんです！

※引用元：国交省資料

 

それに対して、

マンション建替えの実施状況は

たったの約300件！

 

今回の改正案では

4/5から3/4への緩和以外にも、

相続などを経て連絡がつかなくなった

「所有者不明」の区分所有者は

一定の条件下で意思決定から除外する案も

盛り込まれており、これが約4％ほどあるそうです。

 

なので、80％の賛同から

実質約70％の緩和へと進むようです。

 

しかし、これだけでは費用の問題が解決できません。

今までよりは進みやすくなったものの、

まだまだマンションの建て替えについては議論の余地がありそうです。