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中国の不動産価格

私は知り合いに中国人が多く、中国の不動産市場について耳にする機会もあります。
皆さん、見込んでいた売却価格より、かなり低くなってしまいショックだとお話をされています。
実際はどうなのか気になったので、少しデータを調べてみました。
やはりコロナをきっかけとして不況が始まっているようで、
不動産業国内総生産(GDP)は 2021 年 7~9 月期以降、ほとんどの四半期で前年同期比マイナスが続いたようです。
このような状況を受け、中国政府は2024 年、政策会議で不動産市場の下落を止め、安定を目指す姿勢を強調しました。
これを契機に、金融当局が既存の住宅ローン金利を引き下げるなど、金融面から住宅需要を刺激する政策を打ち出したほか、多くの地方政府が住宅購入戸数などの規制を次々と緩和したそうです。
その結果、現在はどうなったか……
北京や上海など大都市である一線都市は、この政策を受けて上昇に転じましたが、
その一方、成都や天津など省都級の都市を含む二線都市では、 下げ止まりの兆しはみられるが、まだ上昇に転じておらず、
さらに規模の小さい三線都市では、下落が続いているようです。
やはり、日本と同じで大都市の方が、住宅需要が大きいのですね。
一説によると、コロナ禍以前の中国の住宅需要を支えていたのは、住宅価格の上昇が今後も続くという神話だという話もあります。
日本の不動産市場でも、都市部の不動産価格は今後も上昇傾向にあると私は考えていますが、
根拠のない神話を信じてしまう状態とならないよう、
不動産市場には常にアンテナを張って情報をチェックしていきたいです!
ブログ執筆者

山下 大輝やました だいき
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